- a Story of Trees -

​ー 木の特徴について ー

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ー 木が持つ  割れ・反り・経年変化 ー

 木のお皿は湿度や温度の変化で反ったりします。場合によっては割れが生じる場合もあります。特に日本の気候は四季がはっきりしていますので、季節や室内の空調の影響が大きく、その可能性は絶対にゼロには出来ません。だから時にはテーブルに置いた時カタカタしたり、逆に季節が変わって最近カタカタしなくなったなーなんてこともあります。水がついたままにしていたら、水分を吸って大きく反ったりしてしまったり、ヒビが入ってしまったり。料理によっては色がついたり、シミのようになってしまうこともあります。だんだん表面が乾燥してきたり、経年変化で色が変わったなーとか、重ねて置いておいたら一部分だけ焼けて濃くなったなーとか。

 

 そんなことがあります。そしてそれが木です。自然のものである木だからどうしようもありません。一方それを塗装技術でなんとかしようと思うかもしれません。それはそれで大切なことだとは思います。しかし塗装技術でどうにかしようと思っても必ずそこにはメリットと同時にデメリットが生まれます。何をしてもメリットデメリットがあるなら、私は自然の木そのものの良し悪しを受け入れようと思うことにしました。これは単純な私のスタンスです。だからこそ、kotunの木のお皿を手にされる際には、上記のような自然の木として起こりうる様々なことを知って頂きたいと思います。知らずに手にしていただいて、使ってみて残念だったなんてがっかりしてもらいたくありませんし、正しく木のお皿について知って頂いた上で使って楽しんで貰いたい。ある意味では購入していただく方に木のものと付き合う覚悟をしていただきたいのですw  そうした上で、それでも木のお皿を使ってみたいと思ってくださる方に手に取ってもらいたい。それが私の気持ちです。

 

 

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最後にこんなエピソードを一つ。

 

 ある時、自宅用で使っている木のお皿にヒビが入ってしまい、かくいう私もどこか残念に思ってしまいました。でも割れた木のお皿もどんな風に変化するか知るためにそのまま使っていました。そんな時、娘が残したクッキーをヒビが入った木のお皿に置いてラップをしておきました。娘がお昼寝の後、改めておやつを食べようとした時そのヒビに気づき「お皿破けちゃったねー、かけといてあげようねー」とクッキーを食べながら、かけてあったラップを木のお皿にかけてあげたのです。私はなんだか嬉しくなって「そうだねーかけてあげようねー」と言いながら娘と笑い合いました。その時木の特性だからとか言いながらヒビが入ったことを少し残念がっていた自分も、本当の意味で木の特性としての割れや反りを許容できるようになったんです。自然のものと向き合うということは、娘のような大らかな気持ちで木のお皿に向き合うことなんだなーと感じた。そんな私にとっての大切なエピソードです。